Signe Chanel -カール・ラガーフェルドのアトリエ-
2013年 11月 21日【Signe Chanel -カール・ラガーフェルドのアトリエ-】
元気がない時に見るDVD
Chanelカンボン通りの舞台裏
オートクチュールのコレクションの為に奔走する
お針子、アトリエ主任、モデル、顧客に、靴職人、刺繍職人、ガロン職人、
そしてラガーフェルド
それぞれの職人魂が炸裂して夢のような作品を仕上げていきます
見ているだけでわくわくします
もう素晴らしいの一言!
なぜオートクチュールが高価なのかがわかります
そしてその職人の作ったサンプルに敬意を払いながらも美意識に反する部分は
容赦のないラガーフェルド
頭の回転が速い。。
彼は間違いなく天才ですね。
少しの皺も許されない
トルソーに着せた時の数センチの皺を補正する為にビーズ刺繍2列分
を納品ぎりぎりにほどき縫い直します
こんな皺があったらお客様に納品できない・・と
1ミリの狂いも許されない世界で誰にも媚びずそれぞれがみんな
誇りと責任を持って作業しています
そしてラガーフェルドを心から尊敬しています
靴職人がサンプルを「数センチ直して欲しい」と言われて
そのまますぐにアトリエに帰り、その日のうちに修正したものを持っていきます
私も昔コレクション用のアクセサリーを作っていました
何だかその時の事を思い出しました
最初のサンプルを持っていくのがだいたい夜10時
そこから修正が始まります
中には「ネックレスの長さを5ミリ長くして欲しい」なんていうのもあります
「はあ!?5ミリ??アジャスターもついているのに??
ランウェイで5ミリの違いなんて誰がわかるの!?」
と腹が立つ事もたくさんありましたがデザイナーの言葉は絶対
会社に戻って修正してまたサンプルを持っていきます
再々修正なんてのもザラで気がつくと深夜になっています
ショーと展示会はいつも戦争で楽しいより苦しい事のほうが多かったですが
それでもひとつのものを作り上げていく高揚感は自分の中で
忘れられない経験になったと思います
この「Signe Chanel」はそんなプロとして物を作り上げていく厳しさ
そして楽しさを思い出させてくれるドキュメンタリーです
その姿は何というか凄まじいです
ここに出てくる職人達には足元にも及ばないけれどこれからも
頑張って物づくりをして行こうという気持ちにさせられます
本当に元気になれる一本
余談ですがここに出てくるお針子さんのまち針入れがシャネルなんです!
小さなポシェットみたくなっていてそれを首から下げているんです
そして制服は白の白衣!
なんてエレガントなんでしょう!
↓
これ!!
そして昨日は公開中の「Lagerfeld Confidentiel ファッションを創る男カール・ラガーフェルト」
を観てきました感想は次のblogで。。
ご紹介のDVDは拝見したことは無いですが、プロの仕事ってまさにこれこれ~!そうそう!って思いながら読んでしまいました。エネルギー源になりますね(^-^)v
TUTAYAなんかにも置いてたりするのかな??
一度探してみます!アパレル業界は本当に楽しいの一言ですよね。。。
もう戻ることはないと思いますが離れてみるといい思い出ばかりです。
「ファッションを創る男」は期待して行ったのですが、私の中ではちょっと残念でした・・
こちらの「Signe Chanel」のほうが好きかな。これ見てると本当~にわくわくします!!そして昔の事を思い出します。
物語の中でラガーフェルドが何度も何度も変更をするので(ショーの前日でも!)お針子さん達が「もう、うんざり!」なんて言ってるところがあるんですが私も昔そうでした。
なんかいつも頭にきてましたよ(笑)だってパーツ一粒とって欲しいとか言ってくるんですもん
こちらも一番美しいと思ったものを作ってるつもりだから腹が立つんです(笑)今は良い思い出ですけどね。
このドキュメンタリー、職人魂がハンパなくて素晴らしいです!もし機会がありましたらぜひ見てみて下さい。
あやさんも絶対好きだと思う~!
ウィンキーさんはアパレル業界にいらっしゃったんですね!!
私は毎日が戦争のような感じで華やかとは程遠かったのですが今思うと楽しかったな・・って思います。
その時は寝不足と疲労で頭おかしくなりそうになってたんですけどね(笑)
このDVDは映画というよりドキュメンタリー映像なのでTSUTAYAにはないかも・・
でもYoutubeで章ごとに見られるみたいですよ。ぜひぜひ機会があったら見てみて下さい!
見てるとわくわくします!